「熊谷守一展」を見る

  1. 2018/02/14(水) 23:12:13_
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熊谷守一展

「熊谷守一展 生きる喜び」 を東京国立近代美術館で見てきました

わかりやすい作品が多く、今回の展示で新しく知ったことも多々あります

熊谷守一の生涯と作品を短時間で見てまわり                    

ところどころにある作品解説に導かれ                       

美術展のおもしろさということも感じることができました



「景色を見ているでしょう そうすると それが裸体になって見えるのです
つまり景色を見ていて裸体が描けるんです 同じようにまた裸体を見ていて景色が描けるのです 裸婦と風景画の光と影の描写を行き来しながら生み出された・・・」


新鮮でおもしろい言葉と感じます


初期の作品を展示しているコーナーで一人の若い男性が               

絵の前に立って鉛筆でスケッチブックに作品を模写していました

見るとかなり描き込んでいて

最近の東京で見る美術展ではめずらしく なつかしい光景です



モリカズ様式と呼ばれる風景の中の赤い輪郭線も                 

実際の作品で見ると納得できて理解できるので不思議な感じがします

物の輪郭に赤い線を描くようになり、                       

明るい色彩とはっきりとした形を特徴とする作風が定着していったように感じます


yjimageWAHMMPY7.jpg



最後の部屋に展示してある太陽を描いた一連の作品の前に立つと                

なんとも不思議な気持ちになります。75歳を過ぎてからの作品のようです                                              


「生きていたいと思いますね。・・・・命が惜しくなかったら見事だけれど、残念ながら惜しい」


この太陽の一連の作品は 晩年にいきついた                       

ひとつの典型といえる作品ではないかとも考えます         


帰りにショップで買った「もっと知りたい熊谷守一」の中にある
 

結局 絵などは自分を出して 自分を生かすしかないのだと思います                                                                                              
熊谷守一  「へたも絵のうち」より


という言葉は                                                  
                                                         
「絵を描くとは」 ということを考えるひとつのヒントかなと感じます                                                        






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「古代アンデス文明展」を見る

  1. 2018/01/29(月) 22:42:03_
  2. 美術館・ギャラリー
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アンデス1
「古代アンデス文明展」を見る


「アンデスってなんです」はおもしろいネーミング                 

「古代アンデス文明展」を見てきました

リャマ像
「リャマ像」

マチュピチュやナスカの地上絵については関心があったのですが          

アンデス文明は15000年の歴史があること                   

その間に9つの文化が栄えたこと                         

初めて知ったことも多くあり 驚きです          

                         


ナスカの地上絵の謎は・・・・・                         


マチュピチュのあれこれは・・・・                              


等々を約2時間程度で一気に見て回ります



アンデス猫
 「アンデス猫」



展示されている美術品の1つ1つが                        


初めて見るもので新鮮です



アンデス2



死後もミイラと一緒に暮らしていたというのも


副葬品からいろいろ想像できて・・・・



展示の最後の大型展示スクリーンの                       


「ウユニ塩湖」の美しい映像が心に残ります


絵に描いてみたいと思うような映像でした



展示の最後のコーナーのショップで買った                     


マチュピチュのビールが結構重く感じたのはなぜだろう・・・                                              


指定された展示を除けば写真撮影OKというのもよかったなと感じます


最近の人物クロッキーとゴッホ展、斎藤茂吉のゴッホを詠んだ短歌など

  1. 2017/12/27(水) 09:09:45_
  2. 美術館・ギャラリー
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ひととき
最近のクロッキー    6号

人物を描くということ、自然の中で 街中で スケッチをするというのは    

喜びでもあり、苦しみでもあり、一つの修行のようなものかと思うことがあります

一枚描くたびに新しい発見があります




ゴッホ展、斎藤茂吉のゴッホを詠んだ短歌など・・・・断片

今年の秋から冬にかけて「ボストン美術館至宝展」、「ゴッホ展」「北斎とジャポニスム展」と三つの美術展を見ました。 それぞれの美術展でゴッホの作品は、見応えのある作品が展示されていました。                        



ゴッホ展について感じた断片を記します。                 



ゴッホ展は「巡りゆく日本の夢」というタイトルにあるように、ゴッホが当時パリなどで流行のジャポニズムと日本絵画から如何なる影響を受けていたか、北斎や広重、美人画浮世絵を対比しながらその影響をみる美術展です。


ゴッホの雪景色

フィンセント・ファン・ゴッホ《冬景色》1888年 
ゴッホがアルルに到着した時、そこに広がっていたのは雪景色だったそうです。歌川広重や浮世絵版画の作品を参考にして地平線を高くした構成や前景に大きく茂みや板囲いを配置して、雪の白さを引き立たせていると解説されています。アルルに着いたゴッホの夢や希望というよりは静かな雪の情景が見る者の心を落ち着かせてくれます。


ゴッホ展は後半で1920年代の日本人のファン・ゴッホ巡礼をとりあげています。


ファン・ゴッホの死後、彼が眠るオーヴェールの地で20点ほどの作品を大切に所蔵していた医師ポール=フェルディナン・ガシェとその一家。ファン・ゴッホに強い憧れを抱いていた日本の学者や芸術家たちが後にそのガシェ家を訪れ、『芳名録』に名前を残したことがわかっています。フランスの国立ギメ東洋美術館所蔵の『芳名録』を軸に、里見勝蔵、佐伯祐三、斎藤茂吉、式場隆三郎ら当時の日本人の視点からも、“時代”と“国境”を越えたファン・ゴッホと日本を巡る夢の変遷をたどっています。


精神科医・歌人の斎藤茂吉のオーヴェール訪問は、彼の創作に大きな影響を残していて、歌集「遍歴」に収録された、パリ滞在中の短歌はオーヴェール に関するものが最も多い。その日記風な短歌により、ガシェが、パリで茂吉が逗留していたホテルにまで訪ねてきたことがわかります。ガシェ家に残された折本画帖には、茂吉がオーヴェールで詠んだ短歌が記されてますが、これは彼の全集にも収録されていない未発表の短歌です。




ポプラ林の中の二人

1890年り死の直前に描かれたと思われる「ポプラ林の中の二人」という作品です。晩年の激しいタッチの絵に比べ静かな情景と人物像が印象的です。狂気に苛まれたこの時期のゴッホが信頼するガシェ医師のもとでおだやかな安定した日々を過ごすことができたのかもしれないと感じる作品です。

茂吉の1首


斎藤茂吉の自筆の短歌の色紙が展示されてます。                  

精神科医としてゴッホへの興味やゴッホの絵に強い印象を抱いていたように思います。 

その歌はゴッホがガシェ博士の世話で最期に過ごした                

下宿を訪れた時のものと思われます。


一向に澄みとほりたるたましひのゴウホが寝たる床を見にけり


茂吉の歌集『赤光』から

 ヴァン・ゴオホついのいのちををはりたる狭き家にきて昼の肉食す                    
 
 かぜむかふ欅大樹の日てり葉の青きうずだちしまし見て居り                                          
 
 かがやけるひとすぢの道遥けくてかうかうと風は吹きゆきにけり




3首目の「かがやけるひとすぢの道・・・」の一首は

茂吉の歌集「あらたま」に収録された代表歌の一つ



「あかあかと一本の道とほりたりたまきはる我が命なりけり」

 

にも通じるものがあると感じます。


「 我が命なりけり」がとても強いひびきで伝わってきます



「ゴッホの日本美術からから影響を受けて生まれた作品が、時代を超えて日本人が彼の作品からインスピレーションを受けそして新たな作品へ紡がれていく…。本展覧会では時代のうねりを感じることができるのではないでしょうか。」という主催者の言葉が私なりに理解できた美術展です。





「北斎とジャポニスム展」、ロダンの彫刻

  1. 2017/12/09(土) 22:49:42_
  2. 美術館・ギャラリー
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国立西洋美術館の「北斎とジャポニスム展」見てきました

平日でもかなりのギャラリーで

部屋によっては落ち着いて鑑賞するという雰囲気とは少し距離があるように感じます。

展示作品の前に並ぶ人の後ろから小さな作品を鑑賞しますが

日頃から美術館では大きな作品を見ることに慣れてしまっているので

小さな浮世絵や北斎漫画を見るのはそれなりに集中力が必要です




北斎とジャポニスム



浮世絵と西洋絵画、ジャポニスム、絵の構図のさまざまと不思議さ

北斎のすばらしさ、まさにジャポニスムを十分に堪能した後に常設展の会場に移動します





国立西洋美術館は西洋の名画の常設が充実したすばらしい美術館です

しかも、いくつかの指定された作品を除けば

写真撮影OKという 驚くべき美術館です



カレーの市民 上野
「カレーの市民」  ロダン                                                                 フランスの町、カレーの存亡の危機を救うため、自ら進んで犠牲となった14世紀の市民6人を記念するためにつくられた群像彫刻
                                                                                 

美術館中庭や室内のロダンの彫刻のすばらしさに改めて感動です               


地獄の門 と銀杏
「地獄の門」  門の上方中央は「考える人」


銀杏が黄色く輝き、落ち葉が風に舞い落ちるなかで                 

ロダンの彫刻が輝きを見せてくれました                                                          

「考える人」は圧倒的な存在感で見る人に迫ってくるものがあります

考える人と銀杏
   紅葉の銀杏を背景に  「考える人」

「彩り展」開催中て゛す

  1. 2017/11/11(土) 21:22:19_
  2. 美術館・ギャラリー
  3. _ comment:0
「彩り展」開催中 3日目です


彩り展ハガキ



新日美埼玉西支部小品展の「彩り展」は3日目をむかえました

本日は夕方からギャラリーでのパーティということで                                                       
遠方よりお越しいただいた皆様も交えて絵を前にしてのギャラリートークで                                            
にぎやかなひとときを過ごすことができました



彩り展ギャラリー




日頃の勉強会で鍛えてきた一人ひとりの力作が展示されています



ぎゃらりー2

(「彩り展」は川越・ギャラリーアールプラスで11月14日まで)

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プロフィール

S.sanpo

Author:S.sanpo
埼玉県川越市在住                   

身近な風景をスケッチや水彩画で描いています。時々美術館・ギャラリーめぐりの紹介

                 


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