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NOBO Sketch淡彩・水彩画Gallery


ゴッホ展、斎藤茂吉のゴッホを詠んだ短歌など

  1. 2017/12/27(水) 09:09:45_
  2. 美術館・ギャラリー
  3. _ comment:0
ゴッホ展、斎藤茂吉のゴッホを詠んだ短歌など・・・・断片

今年の秋から冬にかけて「ボストン美術館至宝展」、「ゴッホ展」「北斎とジャポニスム展」と三つの美術展を見ました。 それぞれの美術展でゴッホの作品は、見応えのある作品が展示されていました。                       
      



ゴッホ展は「巡りゆく日本の夢」というタイトルにあるように、ゴッホが当時パリなどで流行のジャポニズムと日本絵画から如何なる影響を受けていたか、北斎や広重、美人画浮世絵を対比しながらその影響をみる美術展です。


ゴッホの雪景色

フィンセント・ファン・ゴッホ《冬景色》1888年 
ゴッホがアルルに到着した時、そこに広がっていたのは雪景色だったそうです。歌川広重や浮世絵版画の作品を参考にして地平線を高くした構成や前景に大きく茂みや板囲いを配置して、雪の白さを引き立たせていると解説されています。アルルに着いたゴッホの夢や希望というよりは静かな雪の情景が見る者の心を落ち着かせてくれます。


ゴッホ展は後半で1920年代の日本人のファン・ゴッホ巡礼をとりあげています。


ファン・ゴッホの死後、彼が眠るオーヴェールの地で20点ほどの作品を大切に所蔵していた医師ポール=フェルディナン・ガシェとその一家。ファン・ゴッホに強い憧れを抱いていた日本の学者や芸術家たちが後にそのガシェ家を訪れ、『芳名録』に名前を残したことがわかっています。フランスの国立ギメ東洋美術館所蔵の『芳名録』を軸に、里見勝蔵、佐伯祐三、斎藤茂吉、式場隆三郎ら当時の日本人の視点からも、“時代”と“国境”を越えたファン・ゴッホと日本を巡る夢の変遷をたどっています。


精神科医・歌人の斎藤茂吉のオーヴェール訪問は、彼の創作に大きな影響を残していて、歌集「遍歴」に収録された、パリ滞在中の短歌はオーヴェール に関するものが最も多い。その日記風な短歌により、ガシェが、パリで茂吉が逗留していたホテルにまで訪ねてきたことがわかります。ガシェ家に残された折本画帖には、茂吉がオーヴェールで詠んだ短歌が記されてますが、これは彼の全集にも収録されていない未発表の短歌です。




ポプラ林の中の二人

1890年り死の直前に描かれたと思われる「ポプラ林の中の二人」という作品です。晩年の激しいタッチの絵に比べ静かな情景と人物像が印象的です。狂気に苛まれたこの時期のゴッホが信頼するガシェ医師のもとでおだやかな安定した日々を過ごすことができたのかもしれないと感じる作品です。

茂吉の1首


斎藤茂吉の自筆の短歌の色紙が展示されてます。                  

精神科医としてゴッホへの興味やゴッホの絵に強い印象を抱いていたように思います。 

その歌はゴッホがガシェ博士の世話で最期に過ごした                

下宿を訪れた時のものと思われます。


一向に澄みとほりたるたましひのゴウホが寝たる床を見にけり


茂吉の歌集『赤光』から

 ヴァン・ゴオホついのいのちををはりたる狭き家にきて昼の肉食す                    
 
 かぜむかふ欅大樹の日てり葉の青きうずだちしまし見て居り                                          
 
 かがやけるひとすぢの道遥けくてかうかうと風は吹きゆきにけり




3首目の「かがやけるひとすぢの道・・・」の一首は

茂吉の歌集「あらたま」に収録された代表歌の一つ



「あかあかと一本の道とほりたりたまきはる我が命なりけり」

 

にも通じるものがあると感じます。


「 我が命なりけり」がとても強いひびきで伝わってきます



「ゴッホの日本美術からから影響を受けて生まれた作品が、時代を超えて日本人が彼の作品からインスピレーションを受けそして新たな作品へ紡がれていく…。本展覧会では時代のうねりを感じることができるのではないでしょうか。」という主催者の言葉が私なりに理解できた美術展です。



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埼玉県川越市                   

身近な風景をスケッチや水彩画で描いています。

                 


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